自動車ローン審査に落ちてしまう、最大の原因とは?

今回は、
長年、自動車を販売していて、
ローンを扱ってきた立場から言わせて頂きます。
自動車ローン審査落ちの最大・最多の原因は?
自動車ローンを申し込んで、
審査に落ちてしまった・・・・
別のローン会社にも、次から次へと、自動車ローンを申し込んでみたけど・・・
全てのローン会社の、自動車ローン審査に落ちてしまった。
そうなると、
もうブラックになっている可能性大かも知れません。
その様な場合は、
いったい何が原因なのでしょうか?
一番多い審査落ちの原因は?やはり・・・
やはり、自動車ローン審査に落ちてしまう、
一番多い原因は・・・
支払いが滞っていたりして・・・
自動車ローンの返済を、きちんとしていない・・・
と言う理由なのです。
「・・・って・・・何を今さら・・・そんな事、誰でも知ってるよ!」
と、怒られそうですが・・・
あえて、この話をして行きたいと思います。。
基本的な事ですが・・・
しかし・・・この、
「自動車ローンの返済を、きちんとしていない」という事は、
単純な事では無く・・・
色々なケースが考えられて・・・
少し複雑な問題である側面があります。
きちんと・・・とは言っても、
どの程度、支払いが遅れた場合に、ローンが使えなくなるのか?
たった1日でも、ダメなのか?
たった1回でも、遅れたらダメなのか?・・・
と、いった疑問もあるでしょうし・・・
A社のローンは支払いが遅れたけど・・・
別のB社では、ローンを使ったことが無いので、
B社の自動車ローンなら、
審査に受かるのでは?
との、考えを持つ人もいることでしょう・・・
その辺については、別の記事で紹介しますが・・・。
自動車ローンに通らない原因については、
こちらのカテゴリーの中から、
思い当たる記事を読んでみて下さい
→自動車ローンが通らない原因とは?
でも・・・
支払いが滞っている人、
ローンの返済をしていない人は、
自動車ローンの利用は(基本的に)できませんよ!
と、(一応)念を押させて頂きます。

別の記事で詳しく説明しますが、
「信用情報機関」という所に、
悪い支払い情報を登録されてしまうと、
ローン審査に落ちてしまうのです。
俗に言われる、ブラックリストに載っているという事です。
支払いが遅れてしまった原因は何ですか?
しかし、
ローンの支払いが遅れてしまったり、
払えなくなってしまうのには、何かしらの原因があるはずです。

中には、
最初から踏み倒そうとする悪い人もいるのでしょうが、
ほとんどの人が、
きちんと払うつもりでいたはずです。
よくある支払いに問題が出てしまう原因を探っていきましょう。
そもそも無理な支払い計画だったケース
これは、
若い男性に多く見られるケースなのですが、
そもそも、
毎月の支払額の設定を無理してしまったケースです。
特に初めて自動車のローンを組む人に多く見られるのですが、
ローンの金利負担を少なくするために、
支払い回数を少なくし、
月々の支払額を多くして、早く返済しようとしてしまう人がいます。
確かに、
支払い回数を少なくすれば、
結果的に金利負担を少なくする事が出来ます。
しかし、
そこに落とし穴があるのです。
よくある無理な計画になってしまうパターン
若い男性で、
実家住まいで、給料のほとんどを、
お小遣い的に自由に使える場合がありますよね。
その場合、
ちょっと無理してでも、
ローンの返済を早く終わらせてしまおうとする人が見られます。
一見、
無理してでも、払えそうですし、
実際、払いきる人もいるでしょう。
しかし、
予定外の出費が出てしまった場合、
支払い計画に無理が出てしまうのです。
想像出来る予想外の出費や、収入減
予想できる・・・
また、私がお客さんから聞いてきた話などから、
予定外の出費や、収入源とは?どんなものがあるでしょうか・・・
収入減について
多いのが、
収入が減ってしまった。
というケースです。
それまで残業代を多くもらっていたのに、
残業が無くなってしまったり、
会社の都合で、給料や手当が減ってしまったり、
今までより収入が少ない会社に転職する事にになってしまった。
などが挙げられます。
生活の変化で予想外の出費が
予想外の出費としては、
生活に変化が出た事で見られるモノもあります。
アパートを借り、ひとり暮らしを始めた場合、
家賃の負担が増えますよね。
恋人が出来て、
同棲する事になるケースもあります。
同棲の場合、
パートナーと家賃を折半する場合もあるでしょうが、
半額とはいえ、出費は増えますよね。
また、
結婚したり、子供が出来たりなども、
予定外の出費になるでしょう。

自動車ローンは、
数年間の支払いになるので、
その間に、色々な変化が出る事を想定しなければ、
無理が出る場合があります。
自動車が原因での予定外の出費
自動車を所有する事で、
予定外の出費をしなければいけなくなってしまうケースも多く見られます。
自損事故を起こしてしまい、
車を板金塗装しなければならなくなったり、
長く自動車を所有すれば、
保証期間を過ぎてから故障した場合に、
修理代が掛かる事も覚悟して置かなければいけません。
自動車税や、車検、
任意の自動車保険の費用も考えておかなければいけません。
タイヤも買い替えなければいけませんし、
オイル交換もしなければいけません。
ローンの支払いが遅れてしまわないように私が提案している事
支払い遅れにならないように、
私が提案している事を、
詳しくお話して行きます。
単純な話では無いと、自負していますし、
お客さんから、感謝される事も少なくない方法です。
月々の支払額は低くしておきましょう
そんな事になってしまわないように、
私が、
店頭で自動車を購入するお客さんへ
提案している事があります。
それは、
月々の支払額を、
何か問題が起きても
無理なく払える金額にしておきましょう。
というアドバイスです。

なんだ、そんな当たり前の事か!
と思った方も、
意外な内容かも知れませんので、
最後まで読んでみて下さいね。
ローンの支払い回数や金額は、後から変える事は出来ない
ときどき、
ローンの支払い回数を長いものへ変更してほしい・・・
つまり、
月々の支払額を下げたいと希望して、
来店されるお客さんがいるのですが、
一度ローンの契約をしてしまうと、
後から、その内容を変えることは出来ないのです。
それだけ、
契約という物は、安易に決めてはいけないものだと思って下さい。
支払い回数を多くした場合でも金利を節約する事が可能です
しかし、
この場合でも、ローン金利を抑える事が可能なのです。
ローンの契約内容は、
後から変える事が出来ないと言いましたが、
ひとつだけ、
変える事が可能な方法があるのです。
それは、
ローンの支払い残額を一括で返済する・・・
という方法なのです。
その場合、
残りの期間に掛かるはずだった金利は無くなる事になります。

厳密には、
一括返済時に手数料が掛かるので、
その分は考慮する必要がありますが、
手数料は高額ではありませんので、
ご安心下さい。
提案の詳しい内容
先ほどは、
月々の支払額を少なくしましょう。
とアドバイスしていると言いましたが、
それには、続きがあるのです。
「月々の支払額を少なくすると、
支払い回数が増えて、金利も増えてしまいますが、
今後、
何かがあった場合に備えておきましょう。
そして、
何も無かった場合、
支払えたであろう金額を貯金しておき、
ローンの残額まで貯まったら、
残債を一括で返済してしまいましょう。」
と、お客さんへ説明しているのです。
自動車販売店のちょっとした裏話
これは、
自動車販売店の裏話になってしまいますが、
自動車販売店は、ローンを取り扱った場合、
取り扱い手数料として、
ローンの金利に沿った金額が振り込まれます。
金利が多ければ振込額が多いし、
少なければ金額も少なくなります。
そして、
今回の提案を、お客さんかが実践した場合には、
自動車販売店へ
差額が請求される事になるのです。
実際には、
次に取り扱ったローンの金額から引かれる事が多いのですが、
私は引かれた場合、
「あのお客さんは、無事に実践できたんだ・・・」
と、嬉しく思っています。
今回のまとめ
今回の話は、
ローンの支払いが遅れて、
(俗に言われる)ブラックリストに載ってしまうと、
ローンの審査が通らなくなってしまうという、
誰もが知る、常識的な事から話を始め、
遅れてしまう原因を探り・・・
そうならないために、
私が提案しているアドバイスを紹介しました。
自動車ローンを利用するときは、
今後、
何らかの原因が起きた場合でも、
確実に支払えるであろう金額に設定しておき、
余裕があれば、
一括で残債を返済してしまいましょう!
その場合は、
金利負担を減らすことができますよ!
という、話でした。
この事を知らなかった人は、
是非、参考にしてみて下さいね。